ウサギの症例

  • HOME
  • ウサギの症例

子宮疾患

「血尿が出はじめたんですが‥。」
ウサギの血尿の原因は子宮によるものが多いです。4歳以上のウサギでは6割以上が子宮疾患をもっていると言われています。特に子宮内膜炎や子宮腺癌では子宮内に出血をおこし痛みが出て、動きや食欲がおちることもあります。根本解決のためには外科的な摘出が必要になります。

子宮内膜炎

子宮内膜炎

子宮腺癌

子宮腺癌

子宮腺癌による石灰化像

子宮腺癌による石灰化像

胃腸うっ滞・毛球症

「急にうんちが小さく、少なくなって食欲も落ちたんですが‥」
ウサギの死因で1番多い病気が胃腸鬱滞・毛球症です。原因としては過剰なグルーミングや運動不足、チモシー不足、ペレットの一気ぐいなどがあります。環境変化のストレスや発情に伴うストレスなどでも食欲不振を起こすこともあります。場合によっては小腸に食べ物などがつまって完全に閉塞し、緊急処置(手術による摘出やチューブによる胃内液体排除など)が必要になることもあります。まったくうんちが出ないのが12ー24時間近く経つと命を失う可能性が高くなります。いつもよりうんちが少ないかな?チモシーの減りがいつもより少ないかな?など、普段と異なる様子があればはやめの受診をおすすめします。

胃腸うっ滞・毛球症

毛球が詰まって閉塞した小腸

眼の病気

「最近、涙や目ヤニが多いんですけど‥」
ウサギは目のトラブルが起きることが多々あります。全てが目のみの病気であるかと言うとそうでもなく、他の病気が原因で目に症状があらわれることも珍しくはありません。涙嚢と呼ばれる袋に炎症(涙嚢炎)や、スナッフル(鼻炎)から結果として涙の量が増える場合などがあります。他にも不正咬合やエンセファリトゾーンという寄生虫が原因で目に病気をおこすこともあります。治療として、鼻涙管洗浄を行ったり点眼処置をしたりお薬を飲ませてもらったり、さらにはCT検査でくわしく調べ、歯科トラブルへアプローチしていくこともあります。

眼の病気

左目:鼻涙管閉塞により涙やけを起こしている

歯牙疾患

「昨日からチモシーの食べが悪いのですが‥」
「食べ方がおかしくなってよだれが増えました‥」
ウサギは歯のトラブルでの来院がとても多いです。牧草を食べる量が少なかったり、かたいものを噛みすぎて不正咬合になり歯が針のようにとがる「歯棘」ができると頬や舌に刺さり口内炎ができます。その痛みによりよだれが多くなり口の周りが濡れたり、食欲低下を招きます。当院では無麻酔で歯棘のカットも可能です(松本獣医師の診察のみ可能ですがウサギさんの性格にもよります)。また、不正咬合が原因で歯の根っこに細菌が感染して起こる『根尖膿瘍』も顎や顔が腫れる原因になります。歯の根元の評価や歯棘の評価はCT検査でしっかり評価ができます。無麻酔でも可能です。重症度によっては麻酔をかけて歯を抜いたり洗浄などが必要です。

歯牙疾患