プライマリーケア

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術後のプライマリーケア

眠る犬

骨折やヘルニアなど整形に関する手術は痛みや筋肉の拘縮、筋力の低下をともないます。
そのままケアしなければ、3本足で歩くことを覚え腰や他の足に負担をかけたり、筋力低下が著しく進み、老後自分で歩けなくなってしまいます。
いつまでも大好きな家族と遊んだりお散歩したり、生活の質を維持できるよう、プライマリーケアチームは看護師1名と獣医師のサポートでプログラムを組み施術していきます。

大腿骨頭切除

ハビリ期間は約1ヶ月、トイプードルは2ヶ月程度です。
抜糸後から少しずつスタートしていき、ストレッチ運動も加えていきます。週1~2回の通院をオススメします。

椎間板ヘルニア

手術後から足先を刺激するため、マッサージを始めていきます。ヘルニアは体重管理が大切になっていくので、減量チームと連携を取っていきます。
バランスボールの上でのリハビリ、水の中での負担の少ない運動などを計画していきます。
また、鍼治療の検討も進めていきます。

リハビリ中の様子

リハビリ中の犬
リハビリ中の犬

膝蓋骨脱臼

手術後は運動制限をし、なるべくケ-ジで過ごしてもらいます。
1週間後くらいから徐々に運動制限を緩めていきつつ、マッサージとリハビリを行っていきます。

前十靭帯断裂

BCS(ボディ・コンディション・スコア)が3以上であれば減量チームとの連携を取っていきます。
術後1~2週間後から運動、ストレッチを始めていきます。また、ご自宅でもストレッチをしていただきます。

動物マッサージについて

飼い主と犬

人と同様に、動物に対してもマッサージ療法があります。
マッサージ療法は筋骨格系の機能不全の改善や、健康維持、回復目的の身体の環境づくりなど様々な目的に適応します。

マッサージの種類

  • ①メンテナンスマッサージ(健康維持)
    →筋力の低下や日々のケア
  • ②パフォーマンスマッサージ(運動機能向上)
    →アジリティやパフォーマンスを必要とする症例
  • ③リハビリテーションマッサージ(機能回復)
    →骨折や外科手術を行った症例

マッサージによる効果

  • 筋肉痛、筋肉の疲労改善
  • 体液循環の改善
  • 治癒能力の促進
  • 外傷などの繊維組織の癒着防止
  • タッチによる感情的なリラックスや人に対する許容、
    飼い主様からの愛情を伝える手段

このような様々な効果が得られます。

ご自宅でできるマッサージもあります!

手のひらで優しく触れるパッシブタッチ

飼い主様自身の手で“今から触るよ!”、“マッサージの準備してるよ~”と身体全体を手で温められ、コミュニケーションツールとしてもGOODです!

頭の先から尾の先まで優しく撫でるエフラージ

人でいう準備体操のような効果があり、リラックスや運動前の身体の準備をしていきます。

この他にもたくさんのテクニックがあります。少しでも家でしてあげたいなと気になった方は、マッサージ指導や個別施術も可能です。